「食の貯蔵」は究極系へ

食料を永久的に保存したいという願いが叶ったのは20世紀に入ってからです。
長期的な保存という点で活躍していたのが、缶詰や瓶詰です。
かの有名なナポレオンが戦争時の食糧問題を解決するために発明させました。
しかし、当時の缶詰は内側から腐食を招く恐れがあり、完全な保存食とはいえない代物でした。
そこから100年以上たって生まれたのがレトルト食品になります。
アメリカ軍が活動にも耐えられるような食料の生産に着手したのです。
その後、NASAが宇宙食として採用したことから、世界中に周知されました。
レトルト食品の特徴は保存容器です。
完全密閉された空間に食品を詰め込むことで、
細菌や微生物の作用を完全に阻止することに成功しました。
食品が腐敗しないということは、栄養素が損なわれることなく保存されるのです。
缶詰に比べると重量が軽く、携行性に優れています。
レトルト食品は、加熱処理をしてから容器に密閉されます。
すなわち、熱に弱い食品ではレトルト処理を行えないのです。
もともと戦争のような緊急事態に合わせて作られたレトルト食品は、
災害時の非常食としての側面が強く期待されています。

もし皆さんがこれから非常食を用意しようと考えるなら最低でも3日分は確保しておきましょう。
食品を暖めるためのカセットコンロや水も合わせて準備しておくと、
いざというとき食料に困らなくて済みます。
レトルト食品の王道といえばカレーですよね。
最近では、ご当地の名産を原料としたレトルトカレーが人気を集めています。
メロンやイチゴ、ブルーベリーなど、怖いもの見たさから買ってしまう人も多いようです。
食べてみると案外美味しいので、ぜひ1度お試しください。